離婚を切り出すタイミングや切り出し方って、夫婦100組あれば100通りあるもの。自分たちの場合は、どうするのがベストだろうと不安になりますよね。

 

結論から言うと、離婚を切り出すタイミングで最も重要なことは、準備が抜かりなく終わっているかどうかということ。

 

なぜなら、夫婦喧嘩などの後、勢いで離婚を切り出してしまうと女性側は経済的な問題が大きいので生活に困ることになってしまうから。生活に困らないように収入源を確保してから離婚を切り出すことが何より大切なのです

 

そして、離婚の切り出し方については、場所や時間を考えること。離婚したいと思った理由を感情に任せるのではなく順序立てて話ができるようにしておくこと。この2つが重要です。

 

さらに、あなたに子供がいる場合は、子供のことを考えて切り出すタイミングを見極めないといけませんよね。

 

今回は、子供がいる場合の離婚の切り出し方とタイミングについてお伝えします。

 

離婚を切り出すタイミングとは?

 

上でも述べたように、離婚を切り出すタイミングはあなたの事前準備ができてから時期を考えるというのが鉄則

 

離婚に向けての事前準備には、専業主婦ならば働くための準備、また住む場所の確保、子供の預け場所や学校の準備、助成金などもらえるお金の把握など、細かく対応していかなくてはならないことがたくさんあります。

 

準備をしておくべきことは次の5つ

  • 安定した収入が得られる仕事に就いておく
  • 離婚後に住む場所を探しておき、物件等見て家賃などを調べる
  • 子供の預け場所、保育園、学校についての手続きの仕方を調べておく
  • 離婚後にもらえる助成金や母子家庭控除について調べておく
  • 引越し資金を貯めておく

 

準備を終えた上で、旦那に切り出すタイミングを見ていくのです。夫婦喧嘩をしたから、本当に嫌になったから、など一時的な感情で動いては絶対にダメ

 

ただし、相手がDV夫やモラハラ夫の場合は、命の危険が迫ることもあるので一刻も早く逃げた方が良いという場合もあります。

 

逆にDVやモラハラではない場合は、切り出すタイミングを見つけるのが難しいかもしれませんね。そんな時は、思い切って話をする日を決めるしかありません

 

そして、子供がいる場合の離婚を切り出すタイミングは、離婚後に引っ越すことを考えてなるべく学期途中は避けたほうがいいでしょう

 

苗字が変わることを考え、キリのいい時期に離婚できるように逆算して切り出す日を設定できると良いですね。

 

絶対に避けるべきなのは、子供の受験期間。子供の集中力が削がれてしまいます。志望校の急な変更なども、子供が混乱する原因になり実力を発揮できなくなりますから、しっかり考えるべきところですよね。

 

離婚の話し合いは、相手あってのこと。こちらがいくら計画を練っても、その通りにはいかないでしょう。

 

そのときは、時期に余裕を持たせ「◯月までに話し合いの日を作る」とゆるく目標を設定しておくとよいですね

 

そして相手の出方を様々に考えて、その対応をシミュレーションしておくことです。

 

もし、手続きや話し合いの仕方など、どうしても不安がある場合には弁護士や法テラスに相談するとよいかもしれません。

 

 

離婚の切り出し方

 

離婚を切り出すとき、話し合う場所は、カフェやファミレスなど人目のあるところが良いでしょう。というのも、普段穏やかな旦那でも突然離婚を言われた時、取り乱して家のテーブルの上にあったものを投げてくるとか、わめくとか、泣き叫ぶとかそういう例が実際にあるのです。

 

人目があった方が冷静に話ができますよね。

 

話し合いの時間は、午前中の頭がすっきりしている時間に。残業続きで疲れた夜の時間や繁忙期など相手に話を聞く余裕がないときは、話がこじれる可能性あり。ここは相手のことも考えておかないといけないところです。

 

話し合いに入ったとき、離婚したい理由についてきっと聞かれるでしょう。そのときは、「なんとなくもう嫌になった」「もう愛情がない」など、あいまいに聞こえる表現だと相手は納得しません。

 

男性は論理的な話し方を好むことが多いので、女性特有の感情的な言い方や表現だと理解できないことがあるからです。

 

また、嫌いになったことなどの不満を言われてしまっては、相手も冷静でいられなくなる可能性が高いですよね。ですから、相手の悪口を言うのは厳禁。

 

「あなたの◯◯が嫌だった」ではなく、「私はあなたの◯◯することが受け入れられなかった」というような言い方にすれば、かなり角が取れて相手を責めずに伝えることができます。順序立てて、第三者もわかるように説明できるようにしておきましょう。

 

相手をただただ怒らせてしまっては、意固地になって「絶対に離婚しない」などとなりかねません。離婚の理由は感情的にならずにとにかく冷静に。

 

でも、「離婚しない」と相手が頑なにいう場合は、調停や裁判までも考えていること、弁護士や法テラスに相談したことなどを言ってみるのもいいでしょう。

 

仮に弁護士を頼んだ場合は、お金がかなりの額必要になることなどを言うのも1つの方法。そのお金を支払うのか、また離婚せずに別居する場合は婚姻費用の分担請求など、余計にお金がかかることを伝えるのも1つの戦略です。

 

子供がいる場合、子供の前でこんな話はできませんよね。学校に行っている間の時間や、友人や実家に預かってもらうなどするとよいでしょう

 

残念ながら、話し合いは1回では終わらないはず。

 

離婚を納得してもらうまで何度も話し合いの場を持つことになるでしょうし、納得した後は様々な取り決めをすることになりますから。それだけは覚悟しておきましょうね。

 

ただ、1つ言えることは、あなたが離婚を決めているなら、相手も「離婚」しか選択肢はないということです。

 

あなたが離婚したいと思っているということは、すでに旦那に気持ちがないということ。

 

今さら、旦那が「悪いところは直す」「もう一度チャンスが欲しい」などと言ったとしても、あなたの気持ちは変わらないでしょう?

 

だから、相手も離婚を承諾するしかないのです。仮に裁判まで行ったとして、裁判官が離婚するべきじゃないという判断をしたとしても、あなたの気持ちは戻らないわけです。

 

それなのに離婚したくないと言って、無駄にお金と時間を使っても意味がないこと

 

そこに相手が気づけば、離婚しかないとわかるはず

 

あなたの意思が揺らがなければ、離婚できるんです。

そしてその強い意思を貫けるのであれば、自分で考えて行動を起こせますよ。

 

あなたが頑張る姿を子供は見ているから、必ず良き戦力となって助けてくれるはず。

今は精神的にもちょっと大変かもしれないけど、絶対に乗り切れる。

 

あなたの一度きりの人生だから。もっとあなたらしく生きていきましょう。

 

まとめ

離婚を切り出すタイミングは、まずはあなたの事前準備が終わってから。そして、子供の学校生活への影響なども考えて、切り出す日を設定しましょう。

 

離婚の切り出し方は、離婚理由を順序立てて説明できるようにしておくこと。感情的にならずに冷静に話し合うこと。

 

あなたが幸せであることが一番大切。

そして、子供と一緒に笑顔の毎日を実現させましょうね。

 

 

 

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