あなたと夫との今の関係は、仮面夫婦?
家庭内別居?それとも子供の前では普通の夫婦?
「離婚できなくて辛いけれど、子供がいると離婚は簡単にできない」
そう思っていませんか?
子供にとっては両親が揃っているべきであるとか、子供の苗字や転居にともない学校が変わってしまうことなどの環境を変えたくないとか、「子供のために」離婚を踏みとどまっていることって多いですよね。
でも、たとえ言い争いや喧嘩を子供の前でしないようにしていても、親の仲が悪いことを子供はすぐに気付きます。さらに、親の不仲を見つづけることは、子供の心を不安定にしてしまうんです。あとになって、登校拒否や摂食障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などとして心の傷を受けていたということの表れが出ることもあるのです。
我が子を、親の顔色をうかがって「いい子」を演じる子供にしたいですか?
子供らしく育てたいと思いませんか。
確かに離婚して子供を育てていくために、やらなくてはいけないことや考えておくべきことはたくさんあります。でも、あなたが毎日明るく楽しく幸せに生きている方が、子供にとっても絶対にいいはず。
母親のとびきりの笑顔こそが子供の幸せなのだから。
乗り越えなくてはならない問題を1つずつ片付けて、あなたの幸せ=子供の幸せを実現させましょう。
離婚できないのは辛いから子供の問題を解決させる
お金の問題
共働き夫婦が増えている現在、収入が男性と同じくらいあるという女性もいますが、やはりまだまだ女性側の収入は低いもの。出産後は子育てのために時短勤務やパートに切り替えたという女性も多いのでは。
収入が低い、または専業主婦で収入がないという場合は、離婚したくても離婚後の生活が不安で離婚には踏み切れないですよね。子供がいれば、小さいうちから保育園に預けて働くことに抵抗もあるでしょうし、子供が大きくなった時の学費を払えるのかという心配もあるでしょう。
このお金の問題については、離婚を決意し旦那に話す前に考えておくべき。
離婚するにあたりもらえるお金、離婚後に受け取れるお金をしっかり把握しておきましょう。
離婚するにあたりもらえる可能性のあるお金は以下5つです。
① 慰謝料 ② 養育費 ③ 財産分与 ④ 年金分割 ⑤ 別居時の婚姻費用の分担
離婚後に受け取れる可能性のあるお金は以下3つです。
① 児童扶養手当 ② 児童手当 ③ ひとり親手当
これらは子供の年齢や人数などによって異なったり、自治体によっても違うので確認しておくこと。
また、あなたに稼ぎがない、または少ないのであれば、仕事を始めることや転職などを考えるべき。
最寄りのハローワークに行き相談してみてください。シングルマザーのための「マザーズハローワーク」という部署で、子供のいる母親が働ける求人を案内しています。
また、引っ越す予定ならば引っ越し先の目星をつけておくことや、子供が小さい場合は保育園や託児所を探すことなど、離婚後の生活がすぐに回るよう離婚前から準備しておきましょう。
このような収入に関することや住居などの生活に関することの準備は、旦那に対して離婚の決意は固いということをアピールできる材料にもなります。収入が少ないまたは全くないという場合、「それで生活できるのか」と取り合ってもらえない可能性もあるわけですが、ここまで準備しているのだときっぱり言うことで意思が強いことを印象づけることができるのです。
旦那と子供の関係
どんなに夫婦間が冷え切っていても、子供にとってはこの世に一人だけの父親。
子供から父親を奪うという罪悪感は少なからずありますよね。特に子供にとってはいい父親であるならなおさら自分さえ我慢すれば子供から父親を奪わずに済む、と考えてしまいます。
しかし、上でも述べたように、あなたが我慢して仮面夫婦を演じることは、子どもにとって決していいことではありません。
離婚の話を進めるにあたり、面会交流の頻度や場所、時間など、必要なことを決めておきましょう。
こちらから「あなたは決して子供と会えなくなるわけではない」ということを先に旦那に言うことで、離婚への話し合いがスムーズに進みます。子供好きな旦那であれば、子供と2度と会えなくなるかもしれないという思いが、離婚に向けて話が進まない原因になる場合があるからです。
DVや薬依存などを除いて、離婚後も親は子供に会う権利があります。一方的に子供を連れ去るなど、旦那と会わせないようなことをすると逆に訴えられ親権を奪われる可能性がありますので円満に解決させるようにしましょう。
子供と話し合うこと
離婚が決まったら、しっかりと子供に話をしましょう。
父親と別々に暮らすということや面会でまた会えるということ。そして父親が子供を愛していないのではない、ということも。
子供が小さい場合は、きっとよく分からないだろうからと適当なことを言うのではなく、言葉を選んで目を見てゆっくり話してあげること。決して、「長い期間仕事に行っているだけ」などとその場限りの嘘をつかずに正直に説明するべきです。
また、子供が大きい場合は連絡先を教えていつでも連絡していいということなども伝えられるでしょう。
離婚して、あなたの仕事が始まると子どもと過ごす時間は以前より短くなってしまうかもしれません。ですから、一緒に居る時間は子どもにたくさんの愛情を伝えてください。
一緒に遊んだりご飯を食べたりしてかけがえなのない時間を過ごすことが、子供の不安を取り除いてくれますよ。
子供のせいにしているのでは
「あなたがいるから離婚できないのよ」
もし、そんな言葉を子供にすでに言ってしまっていたら。
子供は「自分のせいで」母親が辛い思いをしていると思っているはず。それは、自分の存在がダメなんだと思いながら育つということ。そして自己肯定感が低く常に自信のない大人になってしまうということ。
また、自分が育った家庭環境は、将来の家族観や結婚観の基本になると言われており、両親が不仲な家庭で育った子供は、大人になってからも結婚生活やパートナーに偏見を持ったりネガティブなイメージを持ってしまう可能性が高いのです。
あなたは、我が子をそんな風にしたいですか?
我が子には幸せな人生を歩いてもらいたいと親なら思うはず。
であればこそ、あなたが幸せな人生を歩く必要があるのです。あなたを見て子供は育つのですから。
離婚に向けての話し合い、お金のこと、子供のこと、いろいろ超えるべき壁はありますが、あなたがまず幸せになるために行動を起こしてください。
不安になる前に、「できる方法」を探すこと。ここから始めましょう!
まとめ
「離婚できなくて辛いけど、子供がいるから」と子供のせいにして諦めてはいけません。
そしてその「子供がいるから」という考えこそ、子供の将来に大きな影響を与えるかもしれないのです。
お金の問題を調べ、旦那と子供の関係も確保しつつ、子供に離婚をきちんと伝え子供との時間を大切にする。
あなたが子供に幸せな人生を歩んでもらいたいと思うなら、まずはあなたが幸せになってそのお手本になってくださいね。
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