離婚を切り出すって勇気がいりますよね。そして子供がいれば、何をどのように伝えるのか、何を準備しておけばいいのか、いろいろわからないことがたくさんあるはず。
でも仕方ないことです。離婚はほとんどの人が初めての経験なのですから。
初めてで何かも知っているなんてありえないですからね。初めての経験だからこそ、離婚についての知識を蓄え勉強するという事前の準備が必要なんです。
子供がいる場合の離婚は、子供の年齢を考慮して話すべきですし、子供を取り巻く環境も考えてあげるべき。離婚は、親の勝手でするものです。だからせめて子供への影響は最低限になるようにしてあげたいですよね。
今回は、親が離婚する時に子供へ伝えるべきこと、考えなくてはならないことをお伝えします。
子供がいるときの離婚の切り出し方
時期について
離婚を決めたけれど、子供がいるのでどう切り出せば良いか、ということを悩んでいるあなた。
まずは離婚の時期について考えましょう。
離婚すれば、ほとんどの場合は引っ越しをすることになりますよね。DVなどですぐに逃げなくてはならないなどの緊急性がないのであれば、子供の保育園、学校の節目になるように引っ越しの時期を考えてあげるべき。
子供だって、彼らなりのコミュニティを持っています。大好きな先生やお友達と親の都合で突然会えなくなるというのはやはり考えもの。入学・卒業・学年が変わるタイミングなどで引っ越しができるようにしましょう。
引っ越ししたとしても学校を変わらずに済む場合もあるかもしれませんね。その場合、苗字が変わるとなると子供も嫌がるかもしれませんし、友達から何か言われそうだと心配になるかも。年度が変わるタイミングか、せめて夏休み明けなどの時期で苗字が変わっているという方がいいでしょう。
もちろん、夫の姓を離婚後もそのまま使うということができますから、そこはある程度わかる年齢の子供であれば相談するのも1つの方法です。
もう一つ、絶対に避けたい時期。それは子供の受験期です。
子供が受験勉強をしているときに、夫婦が争うって、もう子供にしてみたら本当に迷惑。受験は、それまでの子供の人生の中で最も大きな試練。目の前のことに集中するべき時期です。この時期は、しっかり子供のサポートをしてあげましょう。
1年先、2年先に中学受験や高校受験があるという場合は、今のうちに離婚して住む場所が変わっておいたほうがいいのか、受験後に引っ越した方がいいのかということも考えておくべきことです。なぜなら、受験後も一緒に住む必要があるから。
志望校がどこになりそうか、引っ越しても通えそうかなどを調べておき、受験真っ只中で引っ越しや志望校変更などが起こらないように先を見通しておくことは親の務めです。もし子供が大学受験を控えているなら、大学生になれば一人暮らしをさせることも可能ですし、受験期だけは勉強に集中できるようにサポートすれば良いのではないでしょうか。
環境について
次に環境の変化についてです。
大人だって、職場が変われば少なからずストレスを感じるもの。引っ越ししたことによる転校で友達を作るところから始める子供のことを考えて、一緒にいるときはたくさん甘えさせてあげてください。
環境の変化に加えて、家族構成が変わったこと、母親が仕事を始めて忙しくなったことなどによるストレスで、子供が小さければ小さいほど発熱などの体調不良、夜泣きやお漏らし、おねしょなどこれまでは特になかったことが起きるかもしれません。
引っ越しや、慣れない仕事を始めたことによる疲れで、あなたにも余裕がない時期かもしれませんが、ここは子供の方がもっと大変だったはず。優しく抱きしめてあげましょう。
このようなことが起こりうるということが先に分かっているだけでも、対処方法を余裕を持って考えられるしあなたの心にも余裕が生まれますよ。
自分に余裕のない時期に、もしかしたら実家に頼ることがあるかもしれないことを先に伝えおいたり、家事育児のフォローをしてくれる自治体サービスをあらかじめ探しておくことも、1つの方法ですよね。
伝え方について
子供がどんなに小さくても、その年齢に合った言葉や話し方で離婚のことを伝えましょう。
また、決して「パパは仕事でしばらく帰ってこない」などと、嘘をつかないこと。そして、パパにはまた会えるということ、引っ越すことなどをゆっくり目を見て話しましょう。
子供がある程度大きければ、聞いてないふりをしたり話を聞かないという態度をとるかもしれませんが、それでもこちらが誠意を持って話しているということが伝わるようにすることが大切。夫に離婚を切り出した時と同じように、子供が落ち着いて話を聞ける時期を見定めて話をしましょう。
離婚について伝えるとき、決して「良いパパとママでなくてごめんね」と言うのは違います。「話し合った結果、こうなった」と言えば良いのです。親が悪いのだという印象を与える必要はありません。
かといって、絶対に「あなたのために離婚した」ということは言わないように。
離婚はあくまで親の勝手。子供にとってみたら仲の良い両親が家にいることが一番いいのです。それができないから離婚するのであって、「子供のため」が1番の離婚理由ではないはずだからです。
離婚を切り出す勇気とは
離婚を切り出す勇気がなかなか出ないのは当然ですよね。今までの生活とまるで変わることに耐えられるのかどうかと不安いっぱいのはず。
でも、離婚を決めたらあとは行動に移していくのみです。
年間20万組の夫婦が離婚しているのです。だからあなたも大丈夫。
離婚を切り出す勇気は、事前にしっかり準備することと子供と一緒に幸せになるという気持ちがあれば勝手に出てきます!
子供の気持ちをしっかりくみ取りつつ、新しい人生を歩いていきましょう。
あなたが幸せであることが何よりも大切。あなたに笑顔が戻れば、子供は幸せなのですから。
まとめ
離婚する時に、子供がいれば何をどのように伝えるのか。
それは子供に伝える時期、環境の変化、伝え方を考えておくということ。子供の方が大変なのだという思いを持っておくということ。
子供と新しい人生を歩いていくために、今を踏ん張りましょう。
一度きりの人生ですからね、明るく楽しく生きていきたいですよね。
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